米国株のみでの配当金で生活しようとするのは、日本人にとって現実的ではない3つの理由
こんにちは、セミリタパパです。
ここ数年は特に、配当金目的で米国株に投資する人が増えているようですね。
(今回のコロナショックで、泣いている人もかなり多いようですが・・・)
それはそれで全然問題ないのですが、ただし、米国株のみでの配当金で生活しようとするのは、日本人にとって現実的ではないと思います。
Sponsored Link
税金
というのも、まずは税金です。
米国株の配当金にかかる税金は、日本株の配当金にかかる税金よりも率が高いです。
具体的には、
- 米国株の配当金:30.315%
- 日本株の配当金:20.315%
と10%も違うのです。
・・・ということは、年間の配当収入が100万円あったとしたら、
- 米国株からの配当金である場合:手取り約70万円
- 日本株からの配当金である場合:手取り約80万円
このくらいの差が出てしまうのです。
けっこう大きいですよね・・・。
為替
次に、為替の問題があります。
日本株からの配当金である場合、為替なんて全く気にする必要はありません。
しかし米国株からの配当金の場合、為替はめちゃくちゃ気になりますよ。
たとえば、米国株から年間1万ドルの配当金が得られたとして、それを生活費に充てるのであれば、ドルから円に換えなければいけません。
もし、1ドル110円の時であれば、1万ドルなので110万円になります。
しかし、1ドルが90円の円高に振れたらどうでしょう?
1万ドルなので90万円です。
Sponsored Link
同じ「1万ドル」という配当金なのに、為替によって、円換算では数十万円変わることもあるのです。
こうなると為替の動向が逐一気になってしまい、キツくないですか?
言葉の壁
また、言葉の壁もけっこう大きいです。
たしかに配当金というのは、株を持っているだけで、何もしないでもらうことができる不労所得です。
ただし、その株を発行している企業が業績不振に陥ってしまった場合などは、配当が減配、また無配になってしまうようなことも考えられますので、そのあたりは自身の判断で、傷が浅いうちに株を売却するなど必要性が出てくることもあるでしょう。
株式投資とはそういうものですので、保有株に関するものはもちろん、保有株の業績や株式市場全体の状況まで、あらゆる情報を日々キャッチしていかなければなりません。
そのような中で、英語の分からない人が米国株に投資するというのは、やはり不利ですよね。
今は世界中のニュースをリアルタイムでキャッチことができますし、高性能の翻訳ソフトも出てきています。
それでも、英語がほぼ分からない人が米国株に投資するというのは、やっぱり不利だと思うのです・・・。
あなたが日本人で、今後もずっと日本人で暮らしていこうと思うなら、まずは日本株でいくべき
なのであなたが日本人で、今後も日本で暮らしていこうと思うのであれば、そして配当金で生活していきたいのであれば、まずは日本株でいくべきだと思いますし、実際に僕はその方向で進めています。
米国株の中でも、よいタイミングが来たら投資したい銘柄はいくつかあるのですが、やはりメインは日本株です。
僕の場合は、現時点で年間の配当収入が252万円入ってくるところまでもっていくことができています。
そして、日本株の配当金だけで生活できるところまでもっていければ、お金に関する不安はほぼ完全になくなると思いますので、そこまで邁進していきますよ。
Sponsored Link