銀行株の配当金で生活していこうとするのは無謀すぎます。その理由
こんにちは、セミリタパパです。
「銀行株は高配当だから、その配当金で生活していけるかも~」
なんて考えは、ちょっと無謀だと思いますよ・・・。
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銀行株の配当利回りは確かに高い
確かに銀行株の配当利回りは高いです。
この記事を作成している現在(7日の早朝)にヤフーファイナンスで確認すると、メガバンク3社の配当利回りは下記の通り、
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ:4.88%
- みずほフィナンシャルグループ:4.83%
- 三井住友三井住友フィナンシャルグループ:4.91%
どこも配当利回りは5%に届きそうな水準です。
銀行預金はほぼゼロ円という現状から見れば、この配当利回りはたまりませんよね(笑)
減配リスクを忘れてはいけない
しかしこのように、銀行株の配当利回りが高いからといって、その配当金を当てにして生活していこうというのはリスクがあるのです。
そのリスクで大きなものは、
- 減配リスク
これですね。
配当金というのは、現在の額が未来も確約されているわけではありません。
業績などの影響から、増えることもあれば、減ることもあるのです。
ちなみに、配当金が増えることを「増配」、配当金が減ることを「減配」と言いますが、銀行株も当然減配する可能性があり、実際に減配したことがあります。
たとえばメガバンクで言えば、
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- 三菱UFJ:2009年に減配
- みずほ:2010年、2011年に減配
- 三井住友:2009年に減配
という感じなのです。
銀行というビジネスの未来は明るい?
そして先ほど、
「業績などの影響から、(配当金は)増えることもあれば、減ることもあるのです。」
というお話しをしましたが、そもそも「銀行」というビジネスの未来は明るいのでしょうか?
今後も業績を伸ばし、配当金を増配していくことができるのでしょうか?
・・・僕は正直、けっこうヤバいと思っています。
悪い意味のヤバいです・・・。
というのも、メガバンクはどこも大リストラしていく流れですよね。
また昨今の低金利の常態化によって、地銀の多くはいずれ淘汰されると言われています。
また先日は、みずほが副業や兼業を解禁する方向だということが報じられました。
これなんて、
「ウチではもう満足してもらえる給与を支払えなくなりそうだから、副業なり兼業で稼いでね~」
ということですよね?
ヤバくないですか?
配当金を当てにして生活したいのであれば、「減配リスク」を第一に考えるべき
配当金を当てにして生活したいのであれば、「減配リスク」を第一に考えるべきだと思っていますが、銀行株は残念ながら減配リスクが小さくない印象です。
なので僕は、配当金狙いで銀行株に投資する予定はは、今のところありません。
それよりも現在投資している、JTやNTTドコモの方が、減配リスクはよっぽど小さいと思っているのです。
配当金はどんどん増配してくれば最高なのですが、まずは「減配リスクが小さい」という、ディフェンス面を重視していくべきではないでしょうか?
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