株の上昇トレンドと下降トレンドは対称的。では今後の日経平均株価はどうなるのか?
こんにちは、セミリタパパです。
株の上昇トレンドと下降トレンドは、「対称的」だと考えてみてください。
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トレンドの性質
ハワード・マークスはこう言っています。
軽視されたり、見落とされているかもしれないが、私の経験から言うと、金融サイクルは一般的に、そしておおむね対称的である。
サイクルのあらゆる動きには「反対側」がある。
つまり、すべての上昇期のあとには下降期が続く(いやむしろ、すべての上昇期は次の下降器をもららすと言うべきだろうか)のであり、その逆もまたしかりである。
※2018年 日本経済新聞出版社 ハワード・マークス 『市場サイクルを極める』P52より引用
ちなみに、ここで言っている「サイクル」というのがトレンドことですね。
また「ハワード・マークス」については下記をご覧ください。
今後の日経平均株価はどうなっていくのか?
トレンドはだいたい対称的だということです。
ではこの考え方を、日経平均株価に当てはめて考えてみましょう。
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ここ数年をざっくり見ていくと、9,000円を割っていた日経平均株価は、アベノミクスによって2012年後半から上げ始めました。
2015年にはチャイナショックがあったりしましたが、2018年10月に24,448円の高値をつけたところまでは、上昇トレンドと言っていいですよね。
そしてそこからは、
「もう日本の株式市場は下降トレンドに入っている!」
という人もいれば、
「まだ上昇トレンドの途中で一服しているだけだ!」
なんて言う人もいますが、ここでは2018年10月に日経平均株価が24,448円という高値をつけてから、日本の株式市場は下降トレンドに入ったと仮定して話しを進めていきますね。
では上昇トレンドを振り返ってみると、
・上昇幅:日経平均株価は約9,000円から約24,000円へ15,000円上昇
・上昇期間:2012年後半から2018年後半までの6年間
ということになります。
なので単純に対称的だと考えるのであれば、今後は6年間かけて、日経平均株価は9,000円まで下げていくことになりますよね。
・・・ただし、そこまで単純ではないでしょう(笑)
では、
- 株は上げるスピードより下げるスピードが速い
と言われますので、下降期間は半分の3年間として、また日本の上場企業も成長しているわけですが、下落幅も半分の7,500円としてみましょうか?
ということは、
- 日経平均株価は2021年に16,500円になる
このような想定になります。
ちなみに僕は、日経平均株価は15,000円台まで下げることも想定しますが、
さて、どうなるでしょうか?
いずれにしても、遠くない将来にいい買い場がやってくると思いますよ。
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