ZOZO(ゾゾ)の株価は急落中。しかしそれより問題なのは配当金の減配である理由
こんにちは、セミリタパパです。
僕がずっと投資対象として見続けてきた、ZOZO(ゾゾ)の株価が急落しています。
しかし株価の急落よりも問題なのは、配当金を減配したことだと思っています。
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ZOZOの株価は現在急落中
ZOZOの株価は、昨年2018年の7月に4,875円をつけてから、先週末の終値で1,670円と、3分の1にまで急落しています。
この原因としてメディアでよく言われているのは、「前澤社長が悪目立ちしている」ということなのですが、実際の原因は、ZOZOのPB(プライベートブランド)の不振であることは明らかでしょう。
僕が考えるPBの問題点
僕は、ZOZOをずっと投資対象として見続けてきました。
そしてそもそもファッションが好きなので、ZOZOTOWNのサイトもしょっちゅうチェックしていましたし、PBが発表された時は、
「ついに、ジャストフィットの服が通販で手に入る時代が来たか~」
と興奮したものです。
しかし現状、ZOZOのPBは大コケしていて、PB事業だけで今期は125億円の赤字を計上するそうです。
このZOZOのPBには、僕はこのような問題点があると思っています。
そもそも、ZOZOのPBのウリは、
「ゾゾスーツで体型を計測したら、PBの服はどれもジャストサイズで着られるよ~」
ということだったと思います。
しかし蓋を開けたら、ゾゾスーツのサイズ計測がダメダメでした。
僕もネットやYouTubeでレビューを見ましたが、サイズが全然合っていないケースも多かったので、多くのユーザーはがっかりしたでしょうね・・・。
そして、その後の対応もまずかったです。
ZOZOの発表では、
「今後、PBのカジュアルラインについては体型予測エンジンを実装するので、ゾゾスーツで体型を測らなくても購入することができます。」
ということを言っています。
・・・これにガッカリしたのは、僕だけではなかったはずです。
というのも、そもそも「体型予測エンジン」というものが、どのようなものか分かりません。
そして、どのくらい精度が高いものなのかも分かりません。
その辺りの説明がしっかりなされていないのです。
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ということは、ZOZOのPBに興味がある人は今後、体型予測エンジンを使って購入した人のレビューをとりあえず待つことになるでしょう。
そして、その制度がかなり高いことを確認しない限りは、購入に結びつかないでしょうね。
また、ゾゾスーツのように測定の精度が低いようなことがあったら、ZOZOのPBにはもう見切りをつける人も多数出てくるはずです。
このように、ZOZOのPBは悪い方向に転がってしまっていて、それがPB事業の125億円という赤字という結果となり、それがZOZOの株価急落につながってしまっているのです・・・。
「配当金を減配する」という衝撃
そして僕にとっては、PB事業125億円の赤字より、株価が直近のピークから3分の1にまで急落したことより、配当金を減配したことが衝撃的でした。
ZOZOは10年以上増配をしていたのに、ここにきて減配です。
そして、2019年3月期第3四半期の決算説明会では、前澤社長から減配に関する言及は特になかったですし、配当予想修正に関する証券会社のアナリストからの質問に対する答えを見ても、まあさらっとした事務的なものでした・・・。
これらを見て、
「あ~あ、ZOZOという会社は配当金に対するコミットはあまりなかったんだな・・・。」
と悲しくなってしまってのです。
ちょっと計算してしまいました。
ZOZOの発行済み株式数は、311,644,285株です。
ということは、今回減配して1株あたりの配当金は24円になったので、配当金支払いの総額は、
311,644,285株×24円=7,479,462,840円
ざっと74億円です。
では、なんとか1株あたりの配当金を据え置いたとして、29円で計算してしましょう。
311,644,285株×29円=9,037,684,265円
今回1株あたりの配当金を据え置いたとしたら、配当金支払いの総額は約90億円となります。
2019年3月の通期業績予想では、当期純利益は178億円の予想です。
・・・配当金据え置きでも、いけたのではじゃないでしょうか?
もう少し、配当金に注目している株主や株主候補の人たちのことを考えてくれてもよかったのではないでしょうか?
僕は、ZOZOという会社のビジネス、そして「配当金を増配し続けている」というところに惹かれて、いずれ投資したいと思っていました。
しかし、今回配当金を減配したために、僕のシナリオは崩れました。
なので残念ですが、ZOZOは僕の投資対象銘柄から外しました。
本当に残念です・・・。
残念ですが、実際に投資をした後に今回のような状況にならなかったことは、不幸中の幸いだと思わなければいけませんね。
保有しているJTとNTTドコモには、なんとかがんばってほしいです。
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